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海外からも国内からも見放されたジャパンC

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私は非常に怒っています。馬券が外れまくっているからではありません。ジャパンCに出走する外国馬が0になった事です。遅かれ早かれそうなるだろうとは思っていましたが、ついに来てしまったかと残念な気持ちです。

ジャパンCは1981年に「世界に通用する馬つくり」を理念に創設された国際招待競走です。当時は、海外の馬に日本のトップクラスが歯が立たず、日本の馬が海外の馬に通用するのはいつの事やらと言われたそうです。

私が見るようになったのは90年代になってからで、トウカイテイオーが海外の超一流馬相手に勝った時は驚きでした。この頃のジャパンCは海外の超一流馬も毎年のように出走していて、対する日本のトップクラスが通用するのかという図式で、かなり盛り上がっていました。日本の馬が互角に渡り合えるようになった時期で、私もこの頃のジャパンCを生観戦した事がありましたが、97年の外国馬ピルサドスキーと日本の名牝エアグルーヴとの対決で地鳴りのような歓声だったのを思い出します。この頃の競馬は、売上も最高潮の頃で、競馬が一番元気な頃でした。

2000年以降は日本馬が勝つのが当たり前になってきました。日本馬のレベルがそれだけ上がってきたという事でしょう。と同時にジャパンCに海外の一流馬の参戦が少なくなり、頭数も減り、ついに今年、0になってしまいました。

外国馬がジャパンCに参戦しなくなった理由はいくつかあります。一番言われているのが日本の世界一の高速馬場が外国馬に敬遠されているというものです。もちろんそれは大いにあるでしょう。だけどそれだけではないでしょう。香港国際競走やアメリカのブリーダーズカップターフなどの国際レースと日程が近いというのもありますし、検疫の問題もあります。何よりも日本の馬のレベルが高くなって、日本の馬場で日本の馬に勝ち負けを挑むのが難しくなったのが一番でしょう。逆に外国の騎手は日本が稼ぎやすいので、大挙来日してくるわけです。

ただ今年の場合、外国馬が来ないだけでは済まされない問題がジャパンCにはあります。それは自国日本の馬も面子が揃わないという問題です。天皇賞を勝ったアーモンドアイは香港を次走に選びました。イキのいい3歳勢の出走はありません。ほぼほぼ成績頭打ちの昔の名前で出ています的なGⅠ勝ちの馬ばかりのメンバーになってしまいそうです。日本馬は巨大生産者ノーザンファーム生産の馬の独り勝ち状態です。そうなると、同じ生産馬同士でレースを使い分けて、最強馬同士のカードは見られなくなります。理由としては、ノーザンお抱えの一口クラブ馬の利益の分配や、引退後の繁殖ビジネスなどです。クラブ馬の場合、あまりにも稼ぎ過ぎる馬がいると別な馬の出資者から不満も出てきます。なので、満遍なく利益が行き渡るようにレースを使い分けるのです。とにかく、日本の競馬関係者からも嫌われているジャパンCですから、外国馬が来るはずもありません。

じゃあジャパンCをどうしたら良いか、近年の状況を見る限りJRAが危機感を持って対応しているとは思えません。一定の馬券売上と入場人員があれば問題なしと思っているでしょう。大阪杯やホープフルステークスといった、馬券の売上のためのG1を増やしているJRAですから、期待できる改革など望めないでしょう。私個人的には、当初の理念を果たしたジャパンCは、役割を終えて発展的消滅をしても良いと思っています。最低でも名称を変えて、国際招待はなくしてチャンピオンズカップみたくした方が良いと思います。少なくとも今のままでダラダラ続ける意味はないでしょう。カーニバルにすればという声も見られますが、おそらく1日に複数のGⅠレースを開催するカーニバル開催は売上に響くのでJRAはまずやらないでしょう。そもそも欧米諸国からは、日本に来日してもあの高速馬場で走るメリットはないと頭の中にしっかりと刻み込まれたはずです。そんな状況でジャパンCのような国際競走を本気でやるなら,今現在の番組をぶっ壊すくらいの大改編が必要でしょう。日本馬にしても秋に中3週続きで3つのGⅠ(天皇賞・ジャパンC・有馬記念)に出走する馬はほとんどいません。競馬の番組を見直す時期にきているという事だと思います。ファンとしては、強い馬同士の直接対決を見たいわけです。

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藤嶋親方

Author:藤嶋親方
ご来訪ありがとうございます。茨城県東海村で社労士を開業している藤嶋です。 
社会保険制度を分かりやすく、出来るだけゆるく、時に日常の何気ない話等を綴っていきます。
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