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神ってる 徳勝龍

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千秋楽を迎える大相撲初場所が面白いと言うか、大変なことになってます。何と優勝争いの単独トップに幕尻の徳勝龍が立ちました。やはり平幕の正代との1敗直接対決に勝ち、優勝に王手をかけ千秋楽は大関貴景勝と対戦します。徳勝龍が優勝すれば、大相撲史上最大の番狂わせでしょう。正直、相撲ファンでなければ徳勝龍の名前は知らないでしょうし、相撲ファンの間でも数日前までは地味な存在でした。これまでの最高位は前頭4枚目、三役経験はありませんし、三賞受賞もありません。これまで24場所務めた幕内で2桁勝ったのは1場所だけ、ここ2年間はほぼ十両で勝ったり負けたり。先場所も西十両筆頭で8勝7敗で再入幕出来ないかもと言われた中でギリギリ幕内返り咲きを果たした平凡な力士です。年齢も33歳なので、普通に考えれば劇的に強くなる年齢ではありません。その徳勝龍があれよあれよと白星を積み重ねてついに14日目に単独トップに立ちました。相撲内容を見てみると、今日のテレビ中継の解説の荒磯親方の言うように、地に足がついていて踏ん張りが利いています。ここ数日の土俵際の突き落としは少し古い流行語ですが、まさに神ってます。審判部も徳勝龍に上位力士との対戦を組みませんでした。おそらく審判部も徳勝龍はどこかで負けるだろうとナメてかかっていたのでしょう。競馬に例えると、いつぞやのエリザベス女王杯でクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの両人気薄が後続を大きく離して逃げて、後続のブエナビスタ以下人気馬が前2頭をナメてかかってこの2頭の逃げ切り+2着を許したような感じです。そういう意味でも徳勝龍は神ってると言えます。場所中に近畿大学時代の監督が急逝しましたが、その監督の魂が乗り移ったかのような活躍と言っていいのかも知れません。

ただ一方で期待されてる若手が順調に育っていないというのもこのような波乱が起こる一因です。下の突き上げがないからこそ、白鵬や鶴竜がボロボロになりながらも引退出来ない状況にあるとも言えます。高安は平幕からやり直し、豪栄道は大関から陥落という状況で来場所は大関は貴景勝一人となってしまいます。朝乃山も今場所はイマイチでした。もしかしたら、今一番大関に近いのは、今場所十両優勝の照ノ富士かも知れません。

それと、稀勢の里の荒磯親方の解説は非常に聞きごごちが良いですね。荒磯親方の解説は力士の欠点をディスるのではなく、良いところを褒める解説です。欠点を解説するにしても、単にディスるのではなく、具体的にここをこうすれば今よりももっと良くなる的な指摘をします。稀勢の里時代は無口でムスッとしていた姿が印象に残るだけに今の荒磯親方の姿は意外性があって面白いです。

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貴景勝 まだまだこれから

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7日から始まる大相撲名古屋場所。残念ながら大関2場所目の貴景勝は休場で、秋場所は関脇へ陥落となってしまいそうです。ただこの休場は仕方ない気はします。場所直前の稽古も関取衆との申し合いは出来ずに幕下以下と少しやっただけで、明らかに調整不足という感じだったようです。稀勢の里は、怪我した後も無理に出場しては途中休場を繰り返し、短命横綱で終わってしまいました。照ノ富士も順調なら横綱に上がれたはずですが、怪我をした後も大関の地位を維持するために出場し続けて怪我を悪化させ、内臓も悪くして序二段まで落ちてしまいました。貴景勝はまだ若いし、怪我をきちんと治して鍛え直していけば再進撃出来るでしょう。ちなみに大関2場所でかつて陥落したのが地元水戸出身の武双山で、陥落した翌場所に10番勝って大関復帰を果たしています。武双山は、現在の藤島親方です。

また、長く幕内の土俵を沸かせた嘉風も休場し、来場所は十両陥落が濃厚です。ここ数場所は、少し淡白な相撲が目立ってきてるのが気がかりなところです。

一方で、新小結の竜電は、7年前に一度十両に昇進した場所で大怪我をして序ノ口まで落ちて、一番下の地位から再起を果たして今場所、新三役を果たしました。大関返り咲きの栃ノ心もかつて、怪我をして幕内上位から幕下の下位にまで落ちながら現在の地位があります。貴景勝もこれからでしょう。

優勝争いは、白鵬が出場する以上は白鵬が大本命でしょう。加齢の影響からか、怪我も多くなってきてますが、まだ他の力士との力差は感じられます。十両以下で注目は、新十両の琴ノ若、関取目前の地位まで上がってきた納谷と豊昇龍でしょう。かつての横綱のDNAを持つ若手が順調に上がってきました。案外、次の横綱はこのあたりに潜んでいるような気がします。

相撲と競馬の共通点



現在の大相撲と競馬に共通している事と言えば、日本人以上に外国人が活躍している事です。よく日本人以上に外国人はハングリーさが違うと言われます。しかし元から日本人にハングリーさがなかったのかと言われると、決してそんな事はありません。相撲に関しては、昭和の時代は勉強がどちらかと言うと苦手で、体が大きくて相撲や柔道などで鳴らしていた子が関係者にスカウトされて相撲部屋に入門していきます。特に戦後から高度成長期にかけては、かなり貧しい生活を幼少期に強いられて、親や兄弟を養っていきたいと早い人では中学在学中から相撲部屋に入門して本場所の相撲を取っていた力士もいます。故郷を離れる時に、同級生や親族、近所の人から頑張ってこいと送り出されて、稽古が辛くても関取になるまでは帰るわけにはいかないと辛抱して耐え忍んでいたようです。動画のような稽古は、当時は当たり前の時代で、全く問題にもなりませんでした。時代が進んで豊かになってきて、相撲のようなキツい世界に入っていかなくても進路選択の幅が広がったというのはあるでしょう。変わって、ハワイやモンゴル、欧米の力士が強くなっていったのは、彼らの境遇が昭和の日本の境遇と似ているからではないでしょうか。家が貧しいから何とか家族孝行したいという昭和期の力士の考え方が、外国人力士に表れてるのだと思います。

一方競馬は、今日のヴィクトリアマイルも外国人のレーン騎手の手腕が光り、5番人気の伏兵、ノームコアをあっさり勝たせました。一方で日本人騎手はGⅠレースは桜花賞から5連敗で、特にK騎手の直線どん詰まりは目に余りました。勝ったノームコアにしても、前走はGⅢで日本人のT騎手が騎乗して惨敗しています。外国人ばかりで面白くないとは言いますが、外国人騎手で結果が出るんですから起用するのも当然です。レーン騎手は、今回初めて日本で短期免許を取得し、先週のNHKマイルで騎乗停止を食らった外国人騎手の第一人者、ルメール騎手のピンチヒッター的存在です。来週のオークスと再来週のダービーもルメール騎手の予定馬に騎乗します。逆に言うと、それだけ日本人騎手が信頼されてないということです。日本人騎手もオーナーサイドから目先の結果を要求され、ミスをするとすぐチェンジされる悪循環になっていて、状況が大変なのは分かります。それゆえに外国人騎手のような思い切った騎乗も出来ずに消極的な折り合い重視の騎乗になってしまうというのもあるでしょう。それと中央競馬の場合、賞金が高いのである程度の成績を残せれば十分過ぎるほどの収入を得られるというのも日本人騎手にあまり危機感が感じられない要因になっているのではと思います。レーン騎手は25歳で、日本人騎手でこのくらいの年齢でGⅠでバリバリ活躍出来てる騎手はいません。相撲は貴景勝を筆頭に徐々に次の世代が台頭してきましたが、競馬の方は相撲以上に日本人騎手、深刻な状況に思えます。

稀勢の里 引退

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ついにこの日がきてしまいました。第72代横綱 稀勢の里が引退しました。4連敗して途中休場した先場所の時点で今場所が最後の場所になりそうなのは覚悟はしていましたが、いざその時が来てみると寂しさはありますね。

思えば稀勢の里は、本名の萩原で相撲をとってた取的の頃から将来を嘱望されていました。当時、茨城県出身力士は武双山が大関で、雅山と共に武蔵川部屋・水戸農業高校コンビで活躍していた頃です。とは言えピークを過ぎつつある頃で、萩原という牛久市出身の中卒の叩き上げの若手が将来、どこまで伸びてゆくのかと夢と希望を持って見ていたものです。期待通り幕内までトントン拍子で出世しましたが、そこからがかなり足踏みしました。外国人力士の厚い壁が立ちはだかりました。モンゴル勢ばかりでなく、欧州勢にもかなり苦しめられました。琴欧洲や把瑠都、そして今も現役の栃ノ心や碧山といった上背のある力士を苦手としていました。それでも真っ向勝負を貫いて大関、優勝、横綱と勝ち取っていきましたが、日馬富士戦でのケガが致命傷になってしまいました。

進退をかける今場所でしたが、稽古量も十分とは言えず、身体もかなり緩んで見えたので正直この場所が最後になるのではと覚悟はしていましたが、前に出る圧力もなく、優勝した頃の内容には程遠いといったところでした。特に2日目の逸ノ城戦は左に拘らずに押していっても相手に全く力が伝わっていない感じで、軽くいなされて勝負がついてしまったあたりに、失礼ながら大人と子供くらいの差があるように感じてしまいました。

ネットでは色々言われていますし、横綱としての成績を残せたとは言えないだけに批判もあるかと思いますが、ケガをする前の稀勢の里には十分、横綱を張れるだけの力はあったと思います。ひたむきに相撲道に専念して勝ち取った横綱だと思います。お疲れ様でした、感動をありがとうございました。あとは、弟弟子の高安が続いてくれるといいですね。

さあ稀勢の里、甦れ!甦れ、稀勢の里!!

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13日から始まる大相撲初場所。背水の陣で挑む地元茨城出身の稀勢の里に注目しないわけにはいかないでしょう。九州場所は残念な結果となりました。4連敗目を喫した4日目の相撲は土浦市役所にあるパブリックビューイングで出張帰りに観戦していましたが、物言いがついて差し違えで負けた瞬間の場のガッカリ感はかなりのものでしたし、私も正直、4連敗してこれで残念ながら引退だな、残念だけど最後だなと観念して帰宅の路についたものです。でも本人は、まだこのままでは終われない、こんなはずではないと思っていたんでしょうね。翌日から休場して、次に進退をかける選択をしました。ネットでは、大半が批判ばかりでしたが、横綱である以上、地位を汚すような相撲しか取れないようでは引退する以外にない地位ですから、横綱としての成績を長らく残せてない以上、批判が出るのは仕方ありません。しかし進退を決めるのは本人です。決めた以上は、ファンはやれると信じて見守りたいところです。

正直、稽古量も十分とは言えないような気はします。急仕上げ気味なのは否めないでしょう。気力が続くかどうかにかかってると思います。茨城コンビの弟弟子、高安もインフルエンザに感染し、状況的には厳しいです。栃ノ心はケガの状態次第ですし、貴景勝は横綱が揃ってどうなるかでしょう。そうなると、やはり優勝候補の現実的な本命は白鵬でしょう。休場明けでも態勢万全、モチベーションも大横綱、千代の富士の33歳以降の8度の優勝、35歳5ヶ月での優勝を目指すという事で衰えはありません。少なくとも来年くらいまでは主役の座は譲らないのではと思います。

プロフィール

藤嶋親方

Author:藤嶋親方
ご来訪ありがとうございます。茨城県東海村で社労士を開業している藤嶋です。 
社会保険制度を分かりやすく、出来るだけゆるく、時に日常の何気ない話等を綴っていきます。
どうぞお付き合い下さい。

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