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大相撲7月場所 千秋楽にござりまする

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新型コロナの影響で8月にずれ込んだ大相撲7月場所の千秋楽。序二段まで一時は番付を下げた元大関の照ノ富士の優勝で幕を閉じました。
照ノ富士が大関だった頃は、すぐに横綱になってモンゴル4横綱時代になるのだろうと思っていましたが、ケガと糖尿病で力が出なくなり、あっと言う間に大関から関脇→幕内→十両と番付を下げていき、体も萎んで誰にも勝てなくなってしまいました。序二段といえば序ノ口と同じ浴衣に素足で下駄履きの地位です。1年ちょっとでよくここまで立ち直ったものです。所属する伊勢ヶ濱部屋の稽古はひと昔前の量、質共に厳しい稽古で定評があります。地道に段階を踏んで稽古を重ねてきたのでしょう。幕下の上位あたりまで番付を戻したあたりから体の張りも戻って、復調は明らかでした。おそらく大関どころか、次の横綱候補でしょう。白鵬や鶴竜が引退しないのは、横綱を託せるような後継者がいないからというのもあります。
一方で朝乃山をはじめ、日本人力士たちのここ一番での勝負弱さは残念でした。あまり日本人とかモンゴル人とか言いたくはありませんが、朝乃山の終盤に負けた相撲を見てると、照ノ富士らモンゴル人力士とのメンタル面での差を感じてしまいます。

茨城勢は高安は終盤もちなおして10番勝ちました。照ノ富士にも勝っていますし、体調が良くなればまだ幕内で十分やれそうです。ケガの影響で前半はどうなるかとも思いましたが、本場所の土俵で勝つことによって内容も少しずつ良くなっていきました。十両の天空海も初めて10番勝って十両の優勝決定戦に出ました。決定戦は最終的に立浪部屋の3人が残るという珍しい展開になりました。立浪部屋は茨城県つくばみらい市にある相撲部屋で、あと茨城には龍ケ崎市に式秀部屋があります。式秀部屋には相撲を知ってる人ならご存知だと思いますが、服部桜の所属する部屋です。服部桜に関しては相撲を取ってること自体賛否はありますが、取り続ける以上は、今まで以上に稽古に精進して頑張ってほしいところです。

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大相撲7月場所 不安だらけの船出

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新型コロナが広がりをみせる中4ヶ月ぶりの開催となった大相撲。観客を入れての開催という事で、テレビで見る限り、この日を待ちわびた多くのお客様が見に行かれたようです。この4ヶ月の間に、三段目の勝武士がコロナに感染して亡くなったり、豊ノ島や栃煌山などの引退もありました。稽古も出稽古が出来ずにそれぞれの部屋での稽古のみという事もあってか、淡泊な内容の相撲が多かったように思えます。同じような地位の力士と何十番の申し合いとぶつかり稽古を毎日のように繰り返して本番に備えていく通常の場所とはやはり勝手が違うようです。

我が茨城県の幕内も高安のみになって、しかも十両目前という尻に火がついた状況になってしまいました。昭和の終わりの多賀竜や水戸泉がいた頃から、武双山と雅山の水戸農業コンビ、多賀竜の後輩の大至、そして稀勢の里と高安という具合に幕内力士を途絶える事なく40年近く輩出してきました。高安も怪我の影響からか、全盛期の力は全く出せません。今場所もピンチの場所でしょう。十両には天空海(あくあ)がいます。出身地の大洗町にあるアクアワールドという水族館から命名したのでしょう。何とか十両の地位を維持してほしいものです。

場所前に中川部屋で暴力、パワハラが発覚して部屋が閉鎖されるという事がありました。時津風部屋で10数年前に起きたリンチ事件以降、相撲部屋からはバットや竹刀などを置かなくなり、それまで当たり前だった暴力による指導をなくそうという方向に舵を切りました。とは言えその後も度々暴力事件は起きているようです。殴られるのが当たり前の指導を受けても、そういった指導で出世した者にとっては、「あの時があるから今がある」「昔はこうだった」という考えになるのも無理はないでしょう。ただ現在は、昔はこうだったが通用しません。今に合った指導法で育てていかなければなりません。相撲部屋の中にも、現在に合わせた指導を工夫しながらしている部屋もあるようです。他のスポーツもそうでしょう。大学駅伝の原監督なんかはそうですね。新しい指導法が、今後いろんなスポーツで注目されていくのではないでしょうか。

神ってる 徳勝龍

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千秋楽を迎える大相撲初場所が面白いと言うか、大変なことになってます。何と優勝争いの単独トップに幕尻の徳勝龍が立ちました。やはり平幕の正代との1敗直接対決に勝ち、優勝に王手をかけ千秋楽は大関貴景勝と対戦します。徳勝龍が優勝すれば、大相撲史上最大の番狂わせでしょう。正直、相撲ファンでなければ徳勝龍の名前は知らないでしょうし、相撲ファンの間でも数日前までは地味な存在でした。これまでの最高位は前頭4枚目、三役経験はありませんし、三賞受賞もありません。これまで24場所務めた幕内で2桁勝ったのは1場所だけ、ここ2年間はほぼ十両で勝ったり負けたり。先場所も西十両筆頭で8勝7敗で再入幕出来ないかもと言われた中でギリギリ幕内返り咲きを果たした平凡な力士です。年齢も33歳なので、普通に考えれば劇的に強くなる年齢ではありません。その徳勝龍があれよあれよと白星を積み重ねてついに14日目に単独トップに立ちました。相撲内容を見てみると、今日のテレビ中継の解説の荒磯親方の言うように、地に足がついていて踏ん張りが利いています。ここ数日の土俵際の突き落としは少し古い流行語ですが、まさに神ってます。審判部も徳勝龍に上位力士との対戦を組みませんでした。おそらく審判部も徳勝龍はどこかで負けるだろうとナメてかかっていたのでしょう。競馬に例えると、いつぞやのエリザベス女王杯でクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの両人気薄が後続を大きく離して逃げて、後続のブエナビスタ以下人気馬が前2頭をナメてかかってこの2頭の逃げ切り+2着を許したような感じです。そういう意味でも徳勝龍は神ってると言えます。場所中に近畿大学時代の監督が急逝しましたが、その監督の魂が乗り移ったかのような活躍と言っていいのかも知れません。

ただ一方で期待されてる若手が順調に育っていないというのもこのような波乱が起こる一因です。下の突き上げがないからこそ、白鵬や鶴竜がボロボロになりながらも引退出来ない状況にあるとも言えます。高安は平幕からやり直し、豪栄道は大関から陥落という状況で来場所は大関は貴景勝一人となってしまいます。朝乃山も今場所はイマイチでした。もしかしたら、今一番大関に近いのは、今場所十両優勝の照ノ富士かも知れません。

それと、稀勢の里の荒磯親方の解説は非常に聞きごごちが良いですね。荒磯親方の解説は力士の欠点をディスるのではなく、良いところを褒める解説です。欠点を解説するにしても、単にディスるのではなく、具体的にここをこうすれば今よりももっと良くなる的な指摘をします。稀勢の里時代は無口でムスッとしていた姿が印象に残るだけに今の荒磯親方の姿は意外性があって面白いです。

貴景勝 まだまだこれから

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7日から始まる大相撲名古屋場所。残念ながら大関2場所目の貴景勝は休場で、秋場所は関脇へ陥落となってしまいそうです。ただこの休場は仕方ない気はします。場所直前の稽古も関取衆との申し合いは出来ずに幕下以下と少しやっただけで、明らかに調整不足という感じだったようです。稀勢の里は、怪我した後も無理に出場しては途中休場を繰り返し、短命横綱で終わってしまいました。照ノ富士も順調なら横綱に上がれたはずですが、怪我をした後も大関の地位を維持するために出場し続けて怪我を悪化させ、内臓も悪くして序二段まで落ちてしまいました。貴景勝はまだ若いし、怪我をきちんと治して鍛え直していけば再進撃出来るでしょう。ちなみに大関2場所でかつて陥落したのが地元水戸出身の武双山で、陥落した翌場所に10番勝って大関復帰を果たしています。武双山は、現在の藤島親方です。

また、長く幕内の土俵を沸かせた嘉風も休場し、来場所は十両陥落が濃厚です。ここ数場所は、少し淡白な相撲が目立ってきてるのが気がかりなところです。

一方で、新小結の竜電は、7年前に一度十両に昇進した場所で大怪我をして序ノ口まで落ちて、一番下の地位から再起を果たして今場所、新三役を果たしました。大関返り咲きの栃ノ心もかつて、怪我をして幕内上位から幕下の下位にまで落ちながら現在の地位があります。貴景勝もこれからでしょう。

優勝争いは、白鵬が出場する以上は白鵬が大本命でしょう。加齢の影響からか、怪我も多くなってきてますが、まだ他の力士との力差は感じられます。十両以下で注目は、新十両の琴ノ若、関取目前の地位まで上がってきた納谷と豊昇龍でしょう。かつての横綱のDNAを持つ若手が順調に上がってきました。案外、次の横綱はこのあたりに潜んでいるような気がします。

相撲と競馬の共通点



現在の大相撲と競馬に共通している事と言えば、日本人以上に外国人が活躍している事です。よく日本人以上に外国人はハングリーさが違うと言われます。しかし元から日本人にハングリーさがなかったのかと言われると、決してそんな事はありません。相撲に関しては、昭和の時代は勉強がどちらかと言うと苦手で、体が大きくて相撲や柔道などで鳴らしていた子が関係者にスカウトされて相撲部屋に入門していきます。特に戦後から高度成長期にかけては、かなり貧しい生活を幼少期に強いられて、親や兄弟を養っていきたいと早い人では中学在学中から相撲部屋に入門して本場所の相撲を取っていた力士もいます。故郷を離れる時に、同級生や親族、近所の人から頑張ってこいと送り出されて、稽古が辛くても関取になるまでは帰るわけにはいかないと辛抱して耐え忍んでいたようです。動画のような稽古は、当時は当たり前の時代で、全く問題にもなりませんでした。時代が進んで豊かになってきて、相撲のようなキツい世界に入っていかなくても進路選択の幅が広がったというのはあるでしょう。変わって、ハワイやモンゴル、欧米の力士が強くなっていったのは、彼らの境遇が昭和の日本の境遇と似ているからではないでしょうか。家が貧しいから何とか家族孝行したいという昭和期の力士の考え方が、外国人力士に表れてるのだと思います。

一方競馬は、今日のヴィクトリアマイルも外国人のレーン騎手の手腕が光り、5番人気の伏兵、ノームコアをあっさり勝たせました。一方で日本人騎手はGⅠレースは桜花賞から5連敗で、特にK騎手の直線どん詰まりは目に余りました。勝ったノームコアにしても、前走はGⅢで日本人のT騎手が騎乗して惨敗しています。外国人ばかりで面白くないとは言いますが、外国人騎手で結果が出るんですから起用するのも当然です。レーン騎手は、今回初めて日本で短期免許を取得し、先週のNHKマイルで騎乗停止を食らった外国人騎手の第一人者、ルメール騎手のピンチヒッター的存在です。来週のオークスと再来週のダービーもルメール騎手の予定馬に騎乗します。逆に言うと、それだけ日本人騎手が信頼されてないということです。日本人騎手もオーナーサイドから目先の結果を要求され、ミスをするとすぐチェンジされる悪循環になっていて、状況が大変なのは分かります。それゆえに外国人騎手のような思い切った騎乗も出来ずに消極的な折り合い重視の騎乗になってしまうというのもあるでしょう。それと中央競馬の場合、賞金が高いのである程度の成績を残せれば十分過ぎるほどの収入を得られるというのも日本人騎手にあまり危機感が感じられない要因になっているのではと思います。レーン騎手は25歳で、日本人騎手でこのくらいの年齢でGⅠでバリバリ活躍出来てる騎手はいません。相撲は貴景勝を筆頭に徐々に次の世代が台頭してきましたが、競馬の方は相撲以上に日本人騎手、深刻な状況に思えます。

プロフィール

藤嶋親方

Author:藤嶋親方
ご来訪ありがとうございます。茨城県東海村で社労士を開業している藤嶋です。 
社会保険制度を分かりやすく、出来るだけゆるく、時に日常の何気ない話等を綴っていきます。
どうぞお付き合い下さい。

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